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「SPSS早わかり」統計からビッグデータ分析まで。様々なシーンで使える分析環境(その1):ファミリー製品紹介編

   

はじめに

IBM SPSSは統計解析や予測分析を行うソフトウェアの製品群です。
SPSS製品ファミリーが今ひとつ理解しづらい、とか、分析資産の一元管理や分析結果を運用する仕組みはどうすれば良いのか、
などというご質問が多くありました。
そのような声にお応えするべく、分析から運用までをサポートするSPSS製品ファミリーの機能内容を実際の画面イメージをご覧頂きながら、ご紹介する全5回のコラム、スタートです。

第1回はSPSSファミリー製品の概要について紹介します。

SPSSファミリー製品紹介

ここでは以下の製品について紹介します。

  •  IBM SPSS Modeler
  •  IBM SPSS Statistics
  •  IBM SPSS Collaboration and Deployment Services

IBM SPSS Modeler

IBM SPSS Modelerはデータマイニングを行うためのソフトウェアで、蓄積されたデータから新たな知見を得るために使用します。
このソフトウェア1つでデータ入出力・データ加工・分析・グラフ作成など様々な操作を実行できます。
プログラミングの知識を有していなくても分析処理を作成できるのが特徴で、GUI操作でデータ分析を行うことができます。
IBM SPSS Modelerはクライアント版とサーバ版の2種類のソフトウェアがあります。

SPSS Modeler画面。様々な機能のアイコンを画面上に配置し、アイコンを矢印で繋ぐことで一連の処理として動作する。

関連記事(弊社製品紹介ページ
https://www.ait-solution.jp/ai365/spss_modeler/

IBM SPSS Statistics

IBM SPSS Statisticsは統計解析を行うためのソフトウェアで、設定した仮説に対する結果をシミュレーションすることができます。
様々な分析機能とグラフ機能が用意されており、業種を問わず幅広い分野で使用することが可能です。
IBM SPSS Statisticsもクライアント版とサーバ版の2種類のソフトウェアがあります。

SPSS Statistics画面。シンタックスと呼ばれるプログラムを作成して分析を行う。

関連記事(弊社製品紹介ページ)
https://www.ait-solution.jp/ai365/spss_statistics/

IBM SPSS Collaboration and Deployment Services

  •  SPSS製品で作成した分析処理などの資産を一元管理するリポジトリとしての機能
  •  リポジトリ内の分析処理を組み合わせて一連のジョブとして動作させたりスケジュール実行する機能
  •  値を入力するとリポジトリ内の分析処理を用いて予測結果を即座に返す機能(リアルタイムスコアリング)
Collaboration and Deployment Servicesのクライアント画面。画面左にリポジトリのエクスプローラが、画面右にジョブ作成の
画面が表示されている。

この製品そのものには分析を行う機能は無く、分析ソフトウェア(Modeler・Statistics)の補助を行うような製品になります。

関連記事(弊社製品紹介ページ)
https://www.ait-solution.jp/ai365/spss_modeler/

ModelerとStatisticsの違い

ModelerもStatisticsも分析ソフトウェアという括りでは同じですが分析アプローチの内容が異なります。
Modelerは仮説探索型の分析アプローチを行うソフトウェアで、結果(ビッグデータ等)から知見を得るために使用します。
一方でStatisticsは仮説検証型の分析アプローチを行うソフトウェアで、設定した仮説に対して結果をシミュレーションするために使用します。

どのような分析をするのか整理し、ModelerとStatisticsのどちらを使用するか選択してください。

最後に

今回は、SPSSファミリー製品について簡単にご紹介しました。
IBM SPSS Modelerのクライアント版については様々なところで紹介されているので皆さんご存じかと思います。
IBM SPSS Modeler ServerとIBM SPSS Collaboration and Deployment Servicesについてはあまり解説されているところが無いので、次回以降のコラムでもう少し詳しく解説していく予定です。興味をお持ちの方はそちらもご確認ください。

以下はあるお客様の実例です。リアルタイムスコアリングシステムを構築した経緯をご覧いただけます。