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「SPSS早わかり」統計からビッグデータ分析まで。様々なシーンで使える分析環境(その3):CADSリポジトリ編

2021.6.14


はじめに

IBM SPSSは統計解析や予測分析を行うソフトウェアの製品群です。
SPSS製品ファミリーが今ひとつ理解しづらい、とか、分析資産の一元管理や分析結果を運用する仕組みはどうすれば良いのか、などというご質問が多くありました。
そのような声にお応えするべく、分析から運用までをサポートするSPSS製品ファミリーの機能内容を実際の画面イメージをご覧頂きながら、ご紹介する全5回のコラム、スタートです。

第3回はIBM SPSS Collaboration and Deployment Services(以下CADSと呼ぶ)のリポジトリ機能について紹介します。

「分析に使用している分析資産が個々のPCに保管されていて、SPSSで作成した分析資産の管理ができない」という問題を解決したい

分析チームが作成した分析処理などの分析資産を一元管理したいという要望が出てくることがよくあります。
こういった場合はファイルサーバやリポジトリを立てて、そこで分析資産を管理することが考えられます。
SPSSで分析資産を作成している場合は、分析資産の管理にCADSという製品を使用することをお勧めします。

Collaboration and Deployment Servicesとは?

CADSとはSPSSで作成した分析資産を保管しておくことができるリポジトリ製品です。
本製品はバージョン管理機能や編集ロックなどのリポジトリ製品としての一般的な機能に加えて、各SPSS製品と連携できるところが最大の特徴です。
例えばSPSS Modelerから直接CADSへ分析資産の保管や取得を行うことや、CADSに保管されている分析資産をSPSS Modeler Server経由で実行させることができます。

<CADSの使用イメージ>

SPSS ModelerからCADSリポジトリへの接続

SPSS ModelerにはCADSへ接続する機能が標準で備わっています。
SPSS ModelerからCADSへ接続すると、CADSリポジトリの内容が専用の画面に表示されます。
以下に手順をご紹介します。
※.ご紹介する手順は一部であります。その他、各種メニューや画面よりリポジトリへの接続が可能です。

1.クライアントでCADSリポジトリへ接続するためには、ツールメニューより「リポジトリ」→「探索」を選択します。

2.CADSリポジトリのURLを指定してOKをクリックします。

3.リポジトリ画面が表示されます。

CADSリポジトリからの資産の取得

CADSリポジトリからSPSS Modelerへの資産の取得はリポジトリ画面等から実施することができます。以下に手順をご紹介します。
※.事前にリポジトリへの接続作業が必要です。
※.紹介する手順は一部であります。その他、各種メニューや画面より資産の取得が可能です。

1.リポジトリ画面で対象の資産を選択して右クリックして表示されたメニューより「取得」を選択するか、編集メニューより「取得」を選択することで対象資産を取得することができます。

2.挿入メニューからもノード、ストリーム、スーパーノードを指定して取得することができます。挿入メニューより「リポジトリからXXX」を選択すると画面が表示され各種資産の取得が可能です。

3.バージョンを指定して資産を取得することも可能です。

CADSリポジトリへの資産の格納

SPSS ModelerからCADSリポジトリへの資産の格納はリポジトリ画面等から実施することができます。以下に手順をご紹介します。
※.事前にリポジトリへの接続作業が必要です。
※.紹介する手順は一部であります。その他、各種メニューや画面より資産の格納が可能です。

1.ストリームを格納したい場合は、格納したいストリームを開いた状態でファイルメニューより「格納」→「ストリームとして格納」を選択すると、保管画面が表示されるため任意のファイル名でストリームを格納することができます。

2.ノードやスーパーノードを格納したい場合は、格納したいノードを選択して右クリックし、メニューより「ノード(スーパーノード)を格納」を選択することでリポジトリへの格納が可能です。

3.SPSS Modeler専用の資産だけでなく、データなどもリポジトリに格納することができます。また、SPSS Modelerで直接開いていなくても、ファルダより指定してリポジトリへ格納することもできます。

CADS Deployment Managerについて

SPSS Modeler以外にもCADS Deployment Managerと呼ばれるCADSのクライアント製品を使って分析資産を保管、取得することができます。

CADS Deployment ManagerはCADSの管理ツールとしての側面もあり、CADSにアクセス可能なユーザーの管理やリポジトリ内の分析資産に対するアクセス制御の管理などをこのツールから行うことができます。
また、CADS Deployment ManagerからCADSに保管されている分析処理を実行させることもできます。

最後に

今回はCADSについてリポジトリ機能を中心に紹介をしました。
次回はCADSに保管されている分析処理をCADS Deployment Managerから実行する方法について紹介します。

・関連記事(弊社製品紹介ページ)
https://www.ait-solution.jp/ibm_spss/
https://www.ait-solution.jp/ibm-spss-statistics/
・関連記事(SPSS分析支援サービス)
https://www.ait-solution.jp/ai365-top/ait-support/

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