松山英樹選手優勝記念:ゴルフのマスターズでも採用!AIの活用シーン
男子ゴルフ日本人初のマスターズ・トーナメント優勝という快挙を達成した松山英樹選手。
本コラムでは、マスターズでも、AI技術が活用されているということをご紹介させていただきます。
マスターズのWebサイトで利用されているAIとは
プロゴルファーのメジャー選手権の1つであるマスターズ・トーナメントでは、映像編集に AI を活用することで、ハイライト動画をパーソナライズしています。マスターズのWebサイトとモバイル・アプリの「My Moments」は、ファンが選んだ好みの選手の映像をもとにハイライト映像を編集する。このアプリは、音、プレイヤーの身振り、感情によってクリップを評価・分析し、自然言語処理を駆使して実況中継の音声言語の中から熱く盛り上がった瞬間を検知します。ハイライト映像 にはスコアと索引が付され、ファンは観たいと思うカスタム・コンテンツに瞬時にアクセスできるようになりました。
マスターズのWebサイトでは、弊社も取り扱っているIBM社のAI(Watson:ワトソン)が採用されています。ダイジェストとの作成にWatsonやハイブリッドクラウドの技術が生かされており、観衆の声や選手のガッツポーズのシーンをWatsonが感じ取り、選手一人一人の膨大なプレーシーンからダイジェストで抜き取り編集するなど、これまで人手と時間をかけて対応してきたことをテクノロジーの力を借りて、ユーザーにいち早く情報伝達しています。その時間を15分短縮できただけで再生回数が1440万回も増えました。
詳しくはこちらへ。https://www.ibm.com/sports/masters/
動画編集にAIを実装
~マスターズを例にできること~
1.分析による採用シーンの選択
どのプレイをハイライト動画に含めるかを評価するために、得点シーンの選手のガッツポーズなど、試合中に盛り上がった瞬間を画像認識 API によってランク付け。
2.クリッピングと微調整
データ・アナリティクスに基づき、取り込む映像の開始と終了のタイム・スタンプなど、クリップの長さに応じて時間制限を設ける。画像認識機能では、観衆のワイド・ショットなど、編集でカットすべき試合以外のコンテンツを特定することもできます。
3.制作
クリップは、ストーリー・テリングのグラフィックスと 権利保護のための透かしが追加された後、再利用可能な 業界標準フォーマットに統合され、制作サイドに手渡されます。
4.配信
コンテンツが承認されると、Web サイト、モバイル・アプリ、ソーシャル・メディアなどでの公開に向けて、デジタル編集者に配信されます。
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