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デザイン思考ワークショップを完全オンラインで主催した話 その1

   

1. オンラインでワークショップやりました

突然ですが先日、デザイン思考ワークショップを開催しました。
これまで対面で集合研修を開催することが多かったのですが、
このご時世ではなかなか難しく
開催のリクエストはたくさんいただいていたので、
本当に心苦しかったのですよね・・・

コロナ禍対応で仕方なくと考えると少し悲しいですが、
考えようによっては遠くの人とでもすぐに繋がれるわけですからね
やりようによっては、いいところもあるかもしれません

ということで今日は、そのときの様子をちょっと紹介しようと思います

2. オンラインで体験出来る?

デザイン思考ワークショップ?
オンラインで本当に体験出来るの?
疑問に思われる方も多いかと思います

デザイン思考は一般的には、少人数で、同じ空間で、アイディアを生み育てます

「ホワイトボードから2m以内に集まってください」

チームでクリエィティブに物事を進めてほしいとき、
私はよくそんな言い方をします

ホワイトボードからの距離は、つまり心の距離とも言えます
誰かがホワイトボードから2m以上離れていると、
その人はおそらく、
チームから心が離れているんですよね。

さて。
オンライン会議での心の距離は、どれくらいでしょう?
ホワイトボードまでの2m?
それとも
受講者さんから私までの物理的距離?

オンライン会議でも工夫次第で、
もしかすると2mよりも近く感じさせることが出来るんです

そのための工夫として、
今回のワークショップは、

  • オンライン会議システム
  • オンラインホワイトボードサービス

を併用してみることにしました

心の距離もきっと、
40cm^1くらいにできたのではないかな?
と自負しています

仙台のひとも、大阪のひとも、東京のひとも、すぐに集まることができる
そしてクリエイティブになれる
オンライン開催も、きっといいところありますよね?

3. お花見を新しくデザインしました

今回のワークショップはこんなテーマでやってみました

お花見を新しくデザインする

長いですよね。コロナ。

いろんなものを犠牲にして、我慢して、
気持ちのやり場が見つからない。
そんな日常にうんざり。
くさくさ。

彩がね。失われた気がするんです。コロナで。
特に日本人にとって、桜とか花見って、やっぱり特別だと思うんです

いつも同じ時期に一斉に咲いて、一気に散る潔さだったり。

卒業式とか入学式とかの横にも、桜ってありましたよね

我々にとっては割と特別で、割と日常だった花見も桜も、
残念ながらコロナの前では、
ちょっと居心地の悪いものになってしまったように思います

デザイン思考の大きな魅力の一つに、

受け入れ難い当たり前を、受け入れたい歓びに変えうる

ところがあるように思います

それも鮮やかに

受講者の皆さんにはそんな経験を
楽しく味わっていただけていたら嬉しいですね

4. コロナ禍とデザイン思考

ことコロナ禍においては、人と人とのつながりが分断されがちですよね
デザイン思考は

人間中心に、問題を定義し、問題を解決する

ことが基本になります

そう。
普通に考えると
デザイン思考にとって、人と人の分断は大きな障害になるはずなんです・・・

それでは実際のところは
受講者のみなさんはいったいどんな感想を持ったのでしょうか

・・・とはいえ、ちょっと長くなってきたので今回はここまで。

次回は、みなさんからいただいたアンケートのご回答を通して
ワークショップの様子を紹介しますね

(つづく)